【日々の小さなことから自分を変えていく】自分の小さな「箱」から脱出する方法
この本のタイトルを見たとき、これは自分が読むべき本だと感じました。
「自分の小さな箱」という言葉がなんとなく思い当たる節があったからです。
ネットのレビューなどでも評価の高いこの本。
外国語訳なのでちょっと読みにくいです。
でも、この本はあの五郎丸選手もおすすめしている本です。
この本における「箱に入った状態」とは自己欺瞞のことを指しています。
箱の入った状態とは以下のような状態のことをいいます。
他の人々はいわば物にすぎない
他の人々をゆがんだ目で見る
悪いのは相手で、自分はこんな正しいことをしていると思っている
逆に箱の外というのは以下のような状態です。
他の人や自分をあるがままの人間として見ている
どうして人は箱の中に入ってしまうのか、どうやったら箱の外に出られるのかをこの本では解説していきます。
箱に入ってしまう引き金は「自分への裏切り」です。
例えば、自分が寝ているときに夜泣きする赤ん坊がおり、最初はあやそうと思っていたが、その感情に背いた時に箱に入り、「仕事で疲れているから・・・」とか「妻があやすだろう」とか正当化する例が描かれています。
自分が箱の中に入っている時は、相手をひどく扱ってしまい、自分を正当化してしまいます。
お互いに相手をひどく扱い、互いに自分を正当化する理由を自分の中に確立してしまうのです。
どうやったら、箱の外に出られるのか。
それは自分に正直になって、相手を人として扱うことです。
人間は一度箱の中に入ってしまうと、現実はゆがんで見えるし、自分を正当化して自分のことばかり考えるようになり、人間関係が悪化していきます。
自分を裏切ることが、自分が箱の中に入ることにつながり、本来やるべきことへ集中することができなくなります。
一応、これでも本業は営業職です。
世の中色んな人がいます。
感性も、育ってきた環境も違う人々とステイクホルダーとして付き合っていかなければなりません。
ときには意見が対立したり、「あの人はなんでこんなことばかり言ってくるんだろう」と腹が立つときもあります。
そんなときは自分で自分の首を絞めているのです。
他人に対して心を閉ざすとそれだけ自分の心に膿が溜まっていきます。
仕事のときにふとしたタイミングで「あぁ、俺、箱に入ってたんだな」と思えるようになりたいです。