netfliex ハクソーリッジの戦いを観てみて
年末年始休暇が終わり、日常が戻ってきました。
いつもの通勤風景、いつもの職場。
年末年始休暇が遠い出来事のように感じられます。
本当はこれは有難いことなんだなと思いながらも仕事が繁忙期に入っていることもあり、自分の時間のなさを痛感しています。
netfliexで前から気になっていたハクソーリッジの戦いが公開されていたので観てみました。
あらすじ
太平洋戦争末期の沖縄戦。
米国側の呼び名ではハクソーリッジ、日本側での呼び名では前田高地の戦い。
この激戦の記録を実在の米国の衛生兵、デズモンド・ドスの視点から描いた作品です。
主人公のデズモンド・ドスはその信念から軍隊に志願してからも一度も銃を手にしません。
人を救いたいから衛生兵として志願したのであり、訓練であっても人を殺すための銃を手にしないという信念です。
それがあまりにも異端で強情であったため、訓練中も部隊でいじめられます。
それでも自分を曲げずに実際の戦場にも丸腰で出撃し、敵味方問わずに75名の命を救い良心的兵役拒否者のなかでは唯一メダルオブオナー(名誉勲章)を受賞しました。
感想
歴史が好きなので前々から歴史のことを記事にしたいなと思っていたのですが、今回は映画が題材です。
昔から歴史の本を読み漁り、戦争の本も読んでいます。
戦争の本を読み進めるのにあたり、本に登場する兵器も気になってしまい。
本の内容を理解する上で兵器も調べていたので、気がついたら兵器にも詳しくなってしまいました。
ハクソーリッジの戦いは日本史史上では教えられずに闇に葬られていますが、米国海兵隊史上に残るシュガーロフヒルの戦いとも並んで知られています。
日本側であまり教えられていないのは、その悲惨過ぎる現実と、生還者がいないので実際の記録を伝える人がいないからではないでしょうか。
この映画も戦場でのシーンは悲惨です。
以前、「プライベートライアン」という映画があり、オマハ・ビーチの上陸シーンがあまりにも凄惨だという話がありましたが、今回のシュガーロフヒルのほうが凄惨な戦闘シーンのように感じました。
かなりの迫力です。
血と硝煙、内臓と悲鳴です。
ちぎれた四肢がリアルです、、、
ただ、思うのは米国映画であるがゆえに、勧善懲悪といいますか。
米国人がイメージする日本兵像みたいなものが押し出されていて、日本人が単純に見ると違和感を感じます。
作品では日本兵が昼間に壕のなかからワラワラ出てきて、人海戦術のように突撃してくるシーンが描かれます。
実際、火力、兵員数ともに劣る日本軍は夜襲じゃなかったのかなとか思ったり。
まぁ、外国映画では日本兵は過剰に弱く演出されることが多いので今回はそこまでではなかったですね。
最近、観た映画では気になった映画の一つです。
*1:撮影終了後のワンシーンです