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Netfliex 『バード・ボックス』の感想 目を開けたら終わり

年末年始の休暇に時間でNetfliexで人気な『バード・ボックス』を見てみました。

今回はその感想を書いてみたいと思います。

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原題:Bird Box 

ジャンル:ホラー・スリラー
製作国:アメリカ(2018年) *日本では劇場未公開
監督:スサンネ・ビア

 

あらすじ

子どもを妊娠したマロリーは、ある日突然訪れた世界の終焉と人類滅亡の危機に直面します。謎の異変が次々と起こる中、生き残るためにできることは、決して「それ」を見ないということだけ。

感想

物語は、女性が目隠しをしたまま幼い子供二人をボートに乗せて霧がたちこめている川を下っていくシーンから始まります。

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「なぜ目隠しをしているのか」「霧のなかで3人でボートに乗っているのか」など作品の世界観に引き込まれていきます。

川を下りながら、どうしてこうなったのか断片的に過去に戻っていき、この川下りがどこに行きつくのか明らかになります。

作品は川下りをしているシーンを映しながらも過去へ。

序盤は平穏ないつもどおりの街が阿鼻叫喚の地獄絵図になる展開です。

平穏な日常のさなか、突然、病院で頭を盛大にガラスに打ちつけて頭が血だらけの女性患者があらわれます。

なにか異様な空気です。

精神疾患の人なのかなと一瞬思わなくもないですが、急いで病院の玄関を出た瞬間、車が玄関に突っ込んできます。これはヤバいと妹の運転する車で現場を立ち去るも、窓やバックミラーに映る外の世界は次々と異変が起こっていきます。

妹も突然様子がおかしくなり事故を起こして目の前で亡くなります。

主人公のマロリーは見ず知らずの人の家に逃げ込みます。

そこにいたのは同じく突然の出来事に驚いてその家に逃げ込んできた人種も年齢も違う大勢の他人。

外にいる何かを見れば自殺衝動にかられるらしく、外に一歩も出れない籠城状態で過ごすことになります。

もちろんこの家から一歩も出れない人間達の姿こそ、「バード・ボックス」というタイトル通りなわけです。

そして、突然始まった赤の他人との集団生活です。

他人同士が仲良く暮らせるわけではなく、疑心暗鬼や裏切りなど色々な人間の闇の部分が出てきます。

逃げている最中に聞いたラジオに一縷の望みを託してボートで川下りをしながらラジオで教えてくれた地点を目指すことになります。

この作品はラジオで教えてくれた地点(実は盲学校)に辿り着いて、初めて連れていた子供達に名前をつけてマロリーは自由になるというお話です。

バード・ボックスの社会的流行について

この作品は口コミで社会的流行を見せており、Netfliexでは人々が登場するキャラクターの真似をして目隠しして街中を歩きまわるという行為に警告を発したとのことです。

この映画を観て目隠しをして何かの作業(その多くは映画に登場するもの)をする様子を録画しようとすることが流行しているそうです。

アメリカでは、それらの映像がSNSで公開されて拡がっているらしいです。

例えば、目隠しをした家族が浴槽でバタ足をしているところだったり、居間を走り抜ける家族と、その中のひとりが壁にぶつかってしまう様子を映していたり、色んな人達が目隠しをして、ニューヨークのような都市を目隠しをして歩くビデオが大量に存在しているとのことです。

日本でも渋谷で目隠しイベントをやっているそうです。

年末年始に観て、面白いなーと思った映画でした。

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