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【Netfliex】久々に泣いてしまった映画 インポッシブル

久々に映画を観て泣いてしまいました。

Netfliexで放送されている『インポッシブル』という映画です。

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2004年のスマトラ島沖地震に巻き込まれた家族をテーマにした実話です。

わりとベタな展開の映画だなと感じていたので、まさか自分がボロボロ泣くとは思わなかった、、、

なにげにアカデミー賞ゴールデングローブ賞を受賞しています。

 

これはタイにクリスマスにバカンスに訪れた家族がスマトラ沖地震津波に巻き込まれてしまいます。

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映画の序盤、幸せそうな家族の姿が描かれています。

どこの家族も抱えてそうな問題も垣間見えますが、和やかに物語が進んでいきます。

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家族でプールサイドで遊んでいるときにスマトラ沖地震津波に突然襲われます。

沢山の家族が遊んでいたビーチ、綺麗な風景は突如として地獄のようになります。

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津波に巻き込まれ、傷だらけの母親。

映画の画面からダイレクトに伝わってくる痛覚の生々しさ。

この映画を観てまっさきに思い浮かぶのは「東日本大震災」だと思います。

映画を観ながら、東北の街に流れ込んでくる津波の映像を思い出しました。

津波の被害者ではない自分でも正直直視するのがとても苦しかったです。

 

そして怪我人が大量に運び込まれ、機能不全寸前になる病院。

これもまた傷ついて衰弱してゆく人々の描写がリアルです。

 

自分も関東大震災が起きたら、真っ先に津波が来るであろうところが生まれ故郷であり、そこに家族が住んでいます。

思わず津波に巻き込まれた際の生々しい傷や行方不明になった家族を避難所で探す姿に家族を思い出さずにはいられませんでした。

単純に「感動した」とは言えないお話です。

 

この映画では、被災者同士が避難所で助け合う姿などが描かれています。

でも、実際の被災地は違ったそうです。

天変地異の災害時における混乱、略奪、人身売買などが描かれていません。

震災後、まだ息のある被災者のアクセサリーが略奪され、強姦が多発し、親と逸れた子供達がマフィアによって誘拐されたそうです。

インポッシブルでは、災害時の大混乱や本当の被災者の姿が描かれていない。

津波のシーンを描き切ったところはすごいと思いましたが、そこは映画です。

 

最後は家族全員が生き残り、再会を果たしてエンディングを迎えます。

逆に最後のそのシーンでは特に感動はありません。

傷だらけの姿や家族を探している姿には涙がでました。

複雑な気持ちを迎えたまま、エンディングを迎えました。

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