仕事を通して感じた人手不足感について考えてみました。
人手不足・空前の売り手市場が叫ばれて久しい日本。
10月30日に厚生労働省が発表した正社員の有効求人倍率は1.14倍。
あくまで体感的な話ですが、日々働いていて感じるこの人手不足感について書いてみようと思います。
僕の会社の場合、ハローワークでの求人募集はやめました。
申し込みは5カ月で1人です。
やはり時代はマイナビなどのインターネット媒体らしいです。
掲載スタートした当日から面接の申し込みが複数寄せられています。
巷でも言われていることですが、人手不足は3Kやブルーカラーの仕事に集中しています。
自分は商社的な仕事をしているのでよく商品の納入などの際にトラックの運転手さんとやりとりをすることが多いです。
あくまで体感的な話ですが、ここのところ物流の質が圧倒的に落ちました。
まず、納品時間の希望を出しても午前、午後希望であっても守られることが少なくなりました。
そして荷下ろしされた商品をよく見てみると打痕があったりしまして。
前よりも輸送の質が落ちたように感じます。
ドライバーさん自身も身体の不自由な方や明らかに年を取っている方が運転席から降りてくることが多く、ドライバーさんが荷下ろしもするので思わずいつも手伝っています。
物流もそうなら荷揚げ屋さんも人手不足。
いわゆるトラックから荷下ろしした商品を建物の所定の位置に納める業者さんですね。
いつも日給8千円で募集しているそうですが、欠員が続いています。
全体的にベテランという方が少なくなっているように感じます。
内装工の方の人手不足は来年がピークらしいです。
東京オリンピックで都内に急ピッチで建物を建てているため、内装工が不足しています。
これでは繁忙期の1月~3月がどうなるのか思いやられます、、、
こんな末端まで人手不足感がひしひしと感じられる日本は若干マズイのではないかと感じてしまいます。
ちなみに政府与党が進めている外国人労働者の受け入れ案には明確に反対です。
なんというか、、、国内に安価な労働力を補填したいという経団連の考えが頭をよぎってしまいまして。
すでに外国人技能実習生の問題も顕在化してきておりますし。
都内のコンビニなどに行くと店員が外国人の方だらけですね。
別に差別する意識などは毛頭ないのです。
友人が教師をしておりまして、浜松市内のとある学校ではクラスの半分が外国人の子供。
そしてその外国人の子供達は日本の学校に通っていますが、ほとんど日本語が話せないらしいですね。
日本で生まれ育っているので、将来的に母国に帰るわけでもなく。
かといって、日本で就業できるほど日本語が堪能なわけではない。
安易な受け入れをすると社会構造が壊れてしまう。
最近のニュースを見てそのように感じています。