【仕事論】どんなときに転職しようと思ったか
人手不足と言われて久しい現代日本。
僕の会社も人がなかなか集まりません。
人材会社などにも登録はしていますが、ハローワークにも求人広告を載せています。
ハローワーク経由での応募者は5カ月で1名でした。
ちなみに僕はハローワーク経由で今の会社に入社しました。
理由は地元企業に就職したかったからです。
リクナビ、マイナビ、転職エージェント等も利用をしましたが、いかんせん都内での求人が大きな割合を占めていて神奈川の求人を探すのはハローワークが近道のように感じました。
転職したのは前職で入社5年目の29歳。
ある程度仕事も覚えて、そろそろ隣の田が青く見えるお年頃です。
転職したきっかけ
自分は新卒で就職せず、しばらくJR東日本の某ターミナル駅で駅員のバイトをして生計を立てていました。
駅で働いて、資格の勉強をして、就活をする。
当時はそんな生活を送っていました。
そんなときにハローワーク経由で面接を受けて拾ってくれたのが前の会社です。
従業員10人以下、社長が言うことは絶対な会社。
会社にタイムカードがありません。
よって残業代もありません。
あるのは年棒制ということで同じ給料でひたすら働きます。
休日出勤があっても代休もありません。
いろんな意味であの会社は治外法権でした。
内輪にいると感覚が鈍くなりますが、今から思えばブラック企業でしたね。
この会社を辞めようと思ったのは、期末での出来事です。
実はその会社は実際には働いてない社長の娘さん達などの家族が取締役として名前を連ねていました。
期末になって会社に利益が出ると社長の家族の生活が明らかに良くなります。
決算後、社長が1000万円以上の高級外車に乗って会社に来たり。
娘さん達の車(社有車扱い)が急に新車になったりと。
零細企業のオーナー社長ってやりたい放題なんですよね。
社員に利益が出たときに出す決算賞与は3万円(税別)。
税金引かれて2万5千円くらいになってたときは悲しくなりました 笑
あの強烈な搾取体験の日々で前職でのモチベーションが保てなくなりました。
ちなみに転職をしたら年収は150万以上あがりました。
成果主義の導入について
よく巷では日本の従来型の終身雇用・年功序列制は崩壊したといわれています。
代わりに成果主義を導入する企業が増え続けているわけですが、いかがなものなのか。
なにを持って「成果」とするのか。
その「成果」を誰がどのような基準で評価するのか。
営業の世界で例えれば、それは数字になるわけです。
本当の成果主義を社内に持ち込んだ場合、間違いなく仁義なき戦いが発生する。
- すぐに結果の出ない仕事はしなくなる
- 後輩などの教育がおろそかになる(数字がないと自分の評価が低くなるため)
- 評価とは自社内での相対評価のため同僚を落とせば自然に自分の評価があがる。そのため、社内全体でのノウハウの共有などが期待できなくなる。
なぜこんなことを書いてみたかといいますと、僕の会社で今度転職のため退職をする同僚が「自分のほうが営業として稼いでいるのに年上なだけで別の同僚のほうが給料を多く貰っているのはおかしい」と言い続けて、ついにはそれが主な理由で退職をするからです。
結局どうすればいいのか
僕の父親は自営業をしていました。
大学を卒業して数年でサラリーマンが嫌になり、退職。
職を転々としながら資格の勉強をして30代前半で自分の会社を作りました。
今、自分が起業した当時の父親の年齢に近くなってきて。
ふと、自分と父を較べてしまったりします。
サラリーマンである限り、国家と経営者によって搾取されます。
営業マンとして会社の看板あっての商売ですが、稼いだお金の大半は国と会社に持ってかれます。
この自分達が生まれる前から出来上がってしまっているシステムから抜け出すためには自分も経営者になるか、副業を始めるかなどするしかないですね。
もう30代ですが、まだまだ道を模索中です。