病院の夜間外来に行ってみた。
実は昨夜やんごとなき事情により身体の具合が悪くなりまして、、、
初めて病院の夜間外来に行ってみた。
夜の0時過ぎの出来事です。
いや、気軽に受診していいものではないとわかっているけれど。
「重症」の判断基準もよくわからないし。
実際、いざ行こうかどうかの瀬戸際になるとかなり迷います。
自分よりも本当に大変な人のために夜間外来って開いているのであって。
実際、行ってたいしたことなかったらただの迷惑な気がしてしまう。
とりあえず、徒歩15分くらいのところに夜間外来のある大きな病院があるので、
HPを見て行ってよいか確認の電話。
ワンコールで事務員の方が出て快く「いいですよ」と優しく言ってくれたので少しは気が楽になった。
深夜0時過ぎ。
辛い身体をひきずって病院まで歩くのがしんどいので、自分の車で向かう。
いつもと違って照明が落とされた病院の正面玄関。
玄関の警備員に誰何される。
自分でもわかってるけど、外見的にあんまり具合が悪そうに見えなかったのか。
警備員から「ご本人ですか?」と確認。
夜間外来のやっている病棟に向かって照明の落とされた病院内を歩いていくと近づくにしたがって「救急」の文字。
ああ、俺、そこまで重症じゃないかも。場違いかもしれん。
本当に具合が悪くて、決して物見遊山のつもりで来ているわけではないが早くも心が折れそうになる。
夜間外来の待合室には具合が悪そうな人達が数名いた。
すぐに名前を呼ばれ病室の中へ。
仁王立ちの男性に矢継ぎ早に質問をされる。
「何時何分頃からその症状が始まったのか」
「何時何分頃に薬を飲んだのか」
必要最低限の「事実」を確認することしか口を開かない。
名札を見ると「救急救命士」と書いてあった。
なんというか、目に感情が宿ってなかった。
表現は悪いけど、現場にすれているというか。
日常で常に生き死にの中に身を置いていて、客観的な事実しか見ないというか。
なにがあっても割り切っているプロの目のような感じがしました。
そこで血圧や心電図などをもとり、また待合室へ。
病院の夜間診療ってつっけんどんな先生が出てきそうな勝手なイメージ(笑)
疲れて不機嫌そうなお医者さんが機械的に患者を診察していくイメージといいますか。
さきほどの救急救命士さんも仕方ないけどひたすら無表情でこちらが不必要なことを言うと無視して答えてくれなかったしなとか。
しばし待たされまして再び診察室に呼ばれ。
自分より若いまだ不慣れそうな、研修医っぽい女性のお医者さん。
もう一人優しそうな女性の指導医みたいな方もいらっしゃいました。
その若いお医者さんがとても懇切丁寧に診察をしてくれて。
脇に座っている指導医の女性も話しているときに目が合うと優しそうに微笑んでくれるんですよね 笑
いや、具合悪くて行った夜間診療の病院でまで鼻の下伸ばしているわけでは決してないのですが 笑
あそこまで懇切丁寧な診察は初めてで。
こんなに時間をかけて話を聞いてくれるのかと驚いたり。
あまりにも丁寧過ぎて「接客業じゃないんですよ」みたいに感じてしまった。
夜の診察が終わり病院を出てこれたのは2時過ぎ。
今日もいつものように会社に行きました。