【読書】自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン
今回は自分を支える心の技法という本を読んでみました。
この本を手に取ったきっかけ
僕も一応営業職です。
中小企業の営業職としてレッドオーシャンと言われる業界でしのぎを削っています。
仕事の合間や休日にふと感じる心の疲労。
いかにしてよく生きるか。
生活の質を向上されるのも仕事の質を向上させるのもすべて気持ちの持ちようです。
心の揺れ動きを少なくして、少しでも毎日前向きに生きれればと思ってこの本を手に取りました。
著者の方について
前に紹介した名越康文さんです。
以前、紹介したので割愛します。
本について
この本はストレスの強い医療現場で仕事を続けていくために必要な対人関係やセルフコントロールにつながる心理学的な技法が一般人の仕事や日常の人間関係にもとても役立つという声が集まりまとめられた対人関係の技法です。
ストレスの大半が人間関係が原因です。
「仕事がうまくいかない」という悩みの根底には、「ある同僚の行動がどうしても許せない」という思いがあったり、「生きていくのが辛い」という悩みの根底には「家族など身近な人との葛藤があったりします。
著者はこう定義付けます。
対人関係の悩みを解決するのは、結局のところ自分の心に向き合うしかない
この本ではまず心の成り立ちを解説しています。
赤ちゃんの頃の母への行動。
人間が無条件に親しい人に怒りを向けてしまう理由。
怒りを鎮める方法を仏教の考え方を通じて紹介しています。
怒りを消して心の基準点にリセットする方法です。
- 毎日1分間お気に入りの木に抱きつき深呼吸、自分の心の中の澱んだ部分を流してもらうことをイメージするとすっきりしてくる
- 背筋を伸ばして座り、15秒かけて、自分の体にある真っ黒な怒りの塊を吐き切るイメージで息を吐き深呼吸を10回程度繰り返すと視界が開けてくる
- ・私は怒っている、とゆっくり5回ほど唱える、すると自分の中にある怒りはほとんど消え、気持ちをリセットできる
- 仏教の具体的な瞑想の仕方
日常生活で本当にやるかどうかは別として面白い考え方でした。
まとめ
怒りは百害あって一利なしです。
明るさは自分で作るものです。
毎日起きたら「今日は最高だ!」と自分で暗示をかけてみるのも一つの考え方だと思います。
瞑想をして、心を見つめる。
自分の中の黒いものを出していく。
自分にとっては一人で登山道を登っていくときかな。
なにも心が楽になっていく瞬間です。